プレオRA2
目次
スバル・プレオRA2のキーレスエントリーの修理
キーレスエントリーの故障箇所の確認
スバル・プレオRA2のキーレスエントリーが効かなくなったので、修理をすることにしました。
その備忘録として残すことにしました。
しかし、キーレスエントリーが効かなくなったと言っても、どこが悪いのか、故障の原因としていくつか上げられます。
1.キーの電池(CR1620)が消耗していないか?
2.キーの中の送信基板が壊れていないか?
3.受信機が壊れてはいないか?
4.ドアーのアクチュエーターが壊れてはいないか?
5.コントロール(センサー)基板が壊れてはいないか?
などの検査がまず必要です。
キーの正常確認
まず、キーの送信機から電波が出ているかどうかなのですが、私の友達が、スペクトルアナライザー、通称スペアナを持っていたので、それで電波が正常に出ているかどうかを測定して貰った結果、正常に電波が出ていることを確認しました。
5のコントロール(センサー)基板を外して見ましたが、目視では分かりませんので、確認を諦めました。
次にドアーロックが運転席側の窓の所にあるボタンで車内の全部のドアーのロック、アンロックが動くかどうかを試して見ましたところ、動かなかったので、これは怪しいと睨みました。
その事から、多分、『アクチュエーター』が動いていないのでは思い、運転席のドアーの中のアクチュエーターを取り出して見ることにしました。
どうも考えて見るに、運転席側のドアーの中のアクチュエーターが、4つのドアーのアクチュエーターを制御しているようで、運転席のドアーのアクチュエーターが壊れると、全てのドアーが動かなくなるようです。
それで、運転席のドアーの内側の内張を剥がし、アクチュエーターを取り出すことにしました。
ドアーの内張を外し方はこちらの参考サイト
ブチルが手に付かないように注意して下さいネ。
ドアの内張の内部はこちらの参考サイト
取り出したアクチュエーターを分解
アクチュエーターは接着剤が熱誘着でくっつていているので、蓋を剥がすのは大変でしたが、根気よくやりました。
最初はくっついている筋の入った所をカッターナイフで筋を入れ、周りに筋を入れたところに、アクリルカッターで切っていくと、割と簡単に剥がすことができました。
でも、20分くらい掛かったかも。
アクチュエーターの内部
蓋を外したところ
マブチのモーターが見えますが、この形式は、マブチ製のDCモーターで、型番はFC-280PCです。
ヤフオクで検索すれば、¥890くらいで売ってました。
1個購入しました。
しかし、バラして見てみると、このモーターが硬くで動きにくかったので、手で無理矢理回してみるとクルリと回りましたので、DC12Vを加えてやると、ガリガリと動き始めましたので、このまま使用することにしました。
ヤフオクで買ったものは、次回の予備品として残すことにしました。
アクチュエーターの固着
どうやら、アクチュエーター内のモーターが固着していたようです。
それは、この車は実は93歳の親父が乗っていたものですから、キーレスエントリーを知らなかったのか、全く使っていなかったので、モーターが使われずに固着していたものと思われます。
私は、モーターが劣化していたものと思っていたのですが,使われなかったためにシャフトが固着して動かなかったようです。
仮にそのまま車に持って行き、キーのボタンを押してみると、ガチャン、ガチャンとドアロックが掛かったり、アンロックしたりして正常にキーレスが作動しました。
これで、一安心です。
アクチュエーターの組み立て
念のためにギヤーにグリスアップを行い、蓋を閉めてホットボンドで固めました。
正式に元通りのアクチュエーターの姿に戻し、ドアーの中にセットしました。
ドアーを元通りに内張をネジで留めて作業完了です。
念のため、キーレスエントリーの試験をしましたところ、ガチャ、ガチャと正常に動作しました。
キーレスエントリーの登録
最初はキーの中の送信機基板が悪いと思い、ヤフオクで2個買っておいたので、今まで使っていたキーを入れると合計3個のキーになりましたので、ヤフオクで買った2個は予備のキーとしました。
キーレスエントリーの登録は3個まで登録できるので、3個とも登録を行いました。
キーレスエントリーの登録の仕方は、ハンドルの下の白いコネクターのハーネスを接続すれば、登録完了しますので、ハーネスを接続したまま3個ロックをしてみます。
そうすれば、ガチャ、ガチャと音がしてロック、アンロックがあり、登録完了となります。
そこで、白いハーネスの接続を外すと登録が保存されます。
必ず、ハンドルの下の白いハーネスの接続を切って下さいネ。